セリーヌ 2023年冬コレクション - ロサンゼルスの地で原点に立ち返る
2023-07-08
セリーヌ(CELINE)の2023年冬ウィメンズコレクションが、アメリカロサンゼルスで発表された。テーマは「CELINE AT THE WILTERN , AGE OF INDIENESS」。
ロサンゼルスウィルターンシアターでショー開催

2018年にセリーヌのクリエイティブディレクターに就任後、カリフォルニアを離れたエディスリマン。彼がセリーヌ加入後、ロサンゼルスでショーを開催するのは今回が初となる。舞台となったのは、ザローリングストーンズやルーリード、ソニックユースをはじめ、著名なミュージシャンのライブ会場としても使用されているウィルターンシアターだ。
インディーロックから着想

“インディーロック”をテーマに掲げた今季は、音楽シーンとの関りが深いエディの美学を、色濃く反映したラインナップ。

就任以降、セリーヌで提案してきたクラシカルなブルジョワスタイルや、直前に発表された2023年春夏シーズンのリラクシングな要素は控えめで、スーパースキニーフィットのボトムスや、レザーのライダースジャケット、ボリューミーなバイカーブーツなど、エディを象徴するアイテムが並ぶ。
エディの美学を凝縮したメンズルック

ウィメンズコレクションとして発表されてはいるものの、メンズのルックも多数登場。こちらも、ブラックのスキニーデニムやタイトフィットのスーツ、ナポレオンジャケット、胸元でゆるく結んだタイなど、エディの哲学を凝縮したスタイルを提案している。

パレドトーキョーで発表されたセリーヌ オム 2023年春夏シーズンも、彼の20年の歩みを振り返るアーカイブ的なコレクションではあったが、今季は彼の根底に流れるものにもう一歩踏み込んだ、原点回帰のようなコレクションとも言えるだろう。
ショーのフィナーレは華々しいドレス群

ショーが終盤に差し掛かると、空気を含みしなやかに揺れ動くロングドレスや、スポットライトの光を受けて美しく煌めくワンピースが登場。ショーのフィナーレに相応しいゴージャスなドレス群で、華々しく幕を閉じた。
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