G.V.G.V. 2013年春夏コレクション - 毒っけたっぷり！近未来のインセクト・ガール
2023-08-09
2012年10月19日(金)、ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.) の2013年春夏コレクションが発表された。テーマは「インセクトピア」。インセクト(昆虫)とユートピア(楽園)を掛け合わせて生まれたキーワードだ。
ストライプやペールグリーンを中心とした爽やかなルックからスタートした。ボディコンシャスなペンシルスカートや異なる柄の組み合わせで、G.V.G.V.らしいフェミニンなコーディネートが続けて登場。音楽が変調し、しだいにカラーや柄がコントラストを上げていく。
毒々しいまでに鮮やかなプリントは、熱帯のジャングルに住む昆虫から着想を得たもの。パープル×オレンジなど対象色の組み合わせが鮮烈な、アニマル柄ならぬインセクト柄がサイケデリック。クワガタの羽根のようなラウンドシェイプのヨークが付いたブルゾン、玉虫色の裏地、スカート裾のカッティングなど、随所に昆虫の要素が盛り込まれている。Aラインにフレアシルエットをレイヤードしたスカートや、パワーショルダーのブルゾン、エナメル加工のレザーがフューチャリスティックな印象を与えた。
一見シンプルなブラックのジャンプスーツも、昆虫の柄のジャガード生地を使っており、「楽園っぽさを大事に、フューチャリスティックなコレクションにしたかった。虫をそのままデザインにするのではなく、あくまでプリントやカッティングに落とし込むよう意識した」とデザイナーMUG(マグ)は語る。フロントローにはタレントやミュージシャン、モデルなど感度の高い愛好家が並んだ。トーキョーガールズファッションを牽引するG.V.G.V.のエッジィなセンスから目が離せない。
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