ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』パンクの女王、その秘密に迫る
2023-12-05
ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンス』が、2018年12月28日(金)より角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される。
生ける伝説、ヴィヴィアンウエストウッドの秘密に迫るドキュメンタリー



2016年2月、ロンドンファッションウィークの秋冬ショーを控えた前夜。ヴィヴィアンウエストウッドのアトリエでは、最終チェックに追われるデザイナーとスタッフたちがいた。デザイナーであるヴィヴィアンは、1枚1枚を細かくチェックし、指示を間違った服には「最低ね。クソ食らえよ」と容赦なく言い放つ。77歳を迎えた今も、現役だ。
「私の知的好奇心が満たされなかったから」と、ヴィヴィアンは最初の離婚を振り返る。息子のベンが5歳の時、マルコムマクラーレンと出会ったヴィヴィアンは、彼がプロデュースするバンドの服をデザインし、パンクファッションを生み出した。今でも人気のあるこの頃の服について、彼女は時代を超えるデザインをクリエーションする秘訣を惜しみなく披露する。
「彼女のすべてが好きだ」と堂々と宣言するのは、アンドレアスクロンターラー、ヴィヴィアンの今の夫だ。オーストリアの大学でヴィヴィアンの生徒だった彼はショーを手伝うようになり、今では共同でデザインを手掛ける最強のパートナーとなった。当時、「母の半分の年」だったアンドレアスについて、マルコムとの間の息子のジョーが本音を打ち明ける。さらに、CEO のカルロダマリオと二人の息子が、1985年にヴィヴィアンが無一文になったという、衝撃の事実を明かす。古いミシンで自ら縫った服で一からやり直し、遂に1990年と翌年に連続でデザイナーオブザイヤーを受賞するまで上り詰めたのだ。
環境保護活動に走り回り、ニューヨーク、パリと支店をオープン、絶好調のヴィヴィアンが、自分の会社は「危機信号よ」と驚くべき言葉を口にする。果たして、その真意とは──?
作品情報
ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンス』
公開日:2018年12月28日(金) 角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:ローナタッカー
出演:ヴィヴィアンウエストウッド、アンドレアスクロンターラー、ケイトモス、ナオミキャンベルほか
原題:WESTWOOD: PUNK, ICON, ACTIVIST
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